リアルタイムでのインタラクティブな講座提供によりAIエンジニアの育成から転職支援まで

E資格認定プログラム事業者インタビュー
認定No.00005 エッジテクノロジー

現在、JDLAには20社近くの「認定プログラム」が登録されています。各認定プログラム実施事業者が強みや特徴を活かして、人材育成に取り組んでおられます。本シリーズでは、E資格認定プログラム事業者へインタビューし、認定登録された経緯や各プログラムの特徴をご紹介していきます。

認定No.00005は、エッジテクノロジー。

現役のAIエンジニアを講師としてリアルタイムで講座を開くことを大事にしているそう。実際にどのような効果があるのか含めてその特徴についてお話を聞きました。

AI教育事業部・マネージャー

久永 宏明 様

2004年、大手派遣会社に新卒入社。支店長・ブロック長・サービスマネージャー・スーパーバイザーを歴任。2008年より、新会社の立ち上げメンバーとして有料職業紹介事業・求人サイト運営事業の事業部長を兼任。2018年、新たな領域にチャレンジすべく、エッジテクノロジーに1メンバーとして入社。AI・IT領域における、プロジェクト支援、人材支援事業部にて営業リーダーを務めたのち2019年より現AI教育事業部のマネージャーを務め、個人・法人向けに講座、研修を提供。また「教育+実務(仕事)活用」をモットーに、人材領域の経験を活かし、卒業生の転職支援事業も手掛ける。

認定プログラムの講座の特徴を教えてください。

(コンテンツ)

認定プログラム対象の講座であるAIジョブカレでは、AI概論から、コーディングの入門講座や機械学習、また分析基盤構築、統計に関する基礎的な講座があるほか、ディープラーニング講座の応用的講座があります。E資格の試験に向けて「ディープラーニング講座の受講と修了試験の合格」「機械学習修了試験の合格」「数学講座修了試験の合格」を必須条件としているので、Python、機械学習や数学など基礎的な知識のあるかたは、応用講座だけを受講することも可能です。逆に、初学者の方には、入門基礎から応用までの講座を受けていただけるようになっており、幅広く対応できる構成になっています。

ディープラーニング講座では、経験豊富な外部委託の講師が指導しているところが特徴です。講師のほとんどは、GoogleやFacebookなどの先端技術を活用している企業、またはAIスタートアップでデータサイエンティストやAIエンジニアとして活躍しています。実際に、現場でディープラーニングのプロジェクトを実践してるので、最新動向や技術に関する知見が豊富です。

教材のコンテンツは、定期的な見直しをしていますが、こうした講師から最新の知見や情報を反映することができており、質が担保されています。さらに、コンテンツの学術的な理論の正確性を担保するために、JDLA有識者会員を務める巣籠悠輔氏に監修いただいております。ディープラーニングの理論についても、深い知識を網羅的にカバーしています。

また、ディープラーニング講座を含む各講座では、実務を意識した演習問題も用意されています。理論を一方的にレクチャーするような座学形式では、実践的な技術が身につきません。現役で活躍する講師が実務を意識して作成したハンズオンでの演習問題を通じて実践的な学習ができるようにしています。具体的には、実際の事例を用いたケーススタディ形式の演習問題にになっており、受講者が開発者の立場になって課題を解くことができるようになっています。さらに、講義の中でも実際の業務でディープラーニングがどのように活用されているか実体験を聞く機会もあります。

(学習方法)

AIジョブカレという名前に表現されているように、AIエンジニアを目指す方にとって「学校」のような存在になることを大事にしています。具体的には、リアルタイムでの講座を受けられるようにするということです。コロナの影響を受ける前までは、通学と教室での受講という形式が特徴の一つでした。

しかし、2020年の2月以降は、集合学習が難しい状況となりましたので、ライブ配信の対面講座に切り替えました。受講生の終業時間後(夜19:30)から開講しています。リアルタイムでの講義なのでインタラクティブな質問ややり取りができるようになっています。

対面講座以外では、自己学習向けにeラーニングも提供しています。受講生が電車に乗っている時など空いた時間を活用しながらどこでも学習することができます。eラーニングは、集中力維持や記憶の定着がしやすいマイクロラーニング形式を取り入れており、5~10分と短い学習コンテンツとなっています。人の集中が続くのには限界がある(エビングハウスの忘却曲線)ので、短いコンテンツを多く取り入れることで継続してもらうようにしています。また特色として単元ごとに振り返りのテストを入れており、知識の定着をはかっています。単元が終わるごとの修了テストもあり、さらに理解を強化しています。

質問は、チャットツールやメールを通じていつでも行うことができます。ただ、対面講座の際にも質問できるので、受講生にとっては不明な点をいつでも解消できる状況になっています。

(学習時間)

基礎的な講座であれば、それぞれ12時間から20時間の学習時間が必要となっています。E資格向けの講座は、トータルで46時間+課題時間となっています。当然、働きながらの受講となりますので、修了するまで時間がかかります。しかし、AIジョブカレの講座は「短期間で集中的に」という形式をとっていません。というもの、継続的に中長期で取り組むことを大事にしているためです。リアルタイムの講座を隔週または週1で2時間ずつ受講してもらい、講座のない期間は自主的な予習や課題に取り組むなど、段階的に成長できるようになっています。

(その他個人向けサービス)

E資格の試験対策用の独自講座があります。また、受講生限定で輪読会を開催しており、卒業生がメンターとなって全4回~6回にわたり対策を共有します。合格する可能性を高めることで、受講生のモチベーションアップを目指しています。更に、当社では卒業生に向けた転職支援もサービスとして提供しており、当社が提供する転職支援サービスで就職が決まった場合、受講費用の一部(機械学習全額、ディープラーニング半額)を返還しています。こちらも、受講生から好評を得ているサービスの1つです。

(法人研修)

個人向けのみならず、法人企業様向けの研修提供も実施しております。特色としては、個人講座のカリキュラムをカスタマイズし、各企業様のご要望に合わせ、実践的な研修プログラムを提供できることです。動画では無く(動画提供も可)、インタラクティブ且つリアルタイムの対面式を用いているからこそカスタマイズ提供が実現可能となっております。

リアルタイムの対面講座を大事にされていますがなぜでしょうか。

先ほども触れた通り、AIジョブカレは、AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す人にとってのいわば”学校”となり、中長期的に社会に必要な人材を育成していくことを目指しています。短期的に詰め込んでも期待する成果を得られないと思っています。

また、受講生の要望(将来の希望)に応じて資格試験の受験の要否をご提示しています。たとえば、AIエンジニアを目指すという方には、E資格の取得をお勧めしています。一方で、データアナリストを目指す方には、E資格対象では無い、SQLや統計、R、分析基盤などの講座をお勧めしています。こうして、受講生のペースや要望を把握するのに、インタラクティブなコミュニケーションが可能となる対面講座は重要な受講生との接点になっています。

AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す過程で、学ぶことは非常に量も多く難易度も決して低くはありません。働きながらだとモチベーションを保つのも難しいときも。そういうときに、対面での講座があるからこそ継続できるし、分からないこともすぐに解消できるというメリットもあります。着実にAIエンジニアを育成するために、対面、Live講座をこれからも大事にしていきたいと思っています。

受講生にはどのような人が多いですか。

個人向けのプログラムなので、幅広いバックグラウンドを持つ方が受講されています。もちろん、文系バックグラウンドの方も。初学者でも受講できるように超入門レベルの講座もあります。受講後は、もともとエンジニアの経験がある人は、AIエンジニアとして活躍されたり、インフラエンジニアであれば分析基盤の構築であったり、スキル・キャリアアップをされている場合が多いです。開発経験がなくコンサルや営業だった人も、AIの知見広げることで、AIコンサルタントやプロジェクトマネージャーとして活躍される場合も。

なお、法人向けの研修がAIジョブカレにはありますが、その場合、SIerやコンサルファームなどの企業が自らの付加価値を高めるために、AI教育を受けるというパターンも多々あります。

強みはどのようなところでしょうか。

AIジョブカレは、現場の実務を理解した現役の講師が多くおります。現役実務家の講師だけでも20名近くが所属しています。さらに、この講師陣がいずれも当校の理念や考え方に深く共感してくれて、自主的に講座の質を高めるようにコミットしています。スクールの価値はやはり講師の質によるところが大きいと思いますので、当校の強みであると自負しています。

また、エッジテクノロジーは、人材育成事業以外にも、AI人材のフリーランス登録を進めており企業のニーズに合わせてエンジニアを派遣しています。提携しているフリーランスの中に講師として活躍いただける優秀な方がいる場合は、スカウトもしています。常に、講師・講座の質を担保する為に、新たな人材の確保を心掛けています。

JDLAに参加した経緯を教えてください。

エッジテクノロジー/AIジョブカレは、「自主性と当事者意識をもってAI業界の発展に寄与・貢献」を理念としており、JDLAの理念と共通するところがあると感じており参加させて頂きました。また、AIエンジニアを育成する成果として、E資格はわかりやすいKPIになりますので、転職を支援するときにも企業への説明もしやすくなります。ただ、最近ではE資格が有名になってきており、資格取得を目的化している受講生も中にはいます。資格の取得はあくまでマイルストーン。資格取得がゴールにならないように、その先の実務活用を見据えた講座提供が我々の使命と考えております。

最後にメッセージをお願いします!

今やデータサイエンティストやAIエンジニアは、どの業界にとっても不可欠な存在になりつつあります。この時代にAIの知識を学ぶことは、企業価値の向上にもキャリアアップにもつながります。まずは、興味関心をもってこの領域に飛び込んでみてはいかがでしょうか。また、知識を活かし、自身で手を動かし、学びを深めることによって、先端AI市場でのキャリアアップ、転職、起業も実現可能です。変化の激しいAI領域の知識ですが、インプットのみならず手を動かし、アウトプットすることも大事。様々なコミュニティやイベントに参加し自ら積極的にアウトプットしていきましょう。
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