基金設立の背景と目的
高等専門学校生が持つ「ものづくり」のスキル×ディープラーニングを活用したビジネスの「事業性」を競うコンテストであるDCONを通じ、高専生のポテンシャルは確信に変わると同時にイベント後のさらなるフォロー体制の必要性を実感しました。
日本ディープラーニング協会では、DCON参加経験のある人材から起業成功者を継続的に生み出すことで、後続の高専生のチャレンジを促進していきたいと考えています。起業未経験の高専生を後押しすることで、地方ベンチャー起業の誕生の支援にも繋げ、日本のディープラーニング産業の発展に寄与していくことを目指します。
そこで、「高専生の起業の成功を支援すること」を目的に、日本ディープラーニング協会にて、高専生の支援を行う基金を設立しました。
本基金は10年間で総額1億円とし、収益が得られた場合の収益は、全て高専生の起業支援およびDCON運営資金に充当します。
「DCON Start Up 応援1億円基金」の特長
① 自己資金 0円で会社が設立できる、いますぐ事業が始められる
② 最大200万円の資金提供が受けられる
③ JDLAネットワークを活用できる(人脈、機会、設備など)
④ 「創業バックオフィス支援」が受けられる
⑤ 「事業メンタリング」を受けられる(松尾起業塾など)
支援実績
2021年10月29日: DCONから起業実績のある3社に出資実行
・JDLAは2021年11月1日から1年間上記3社とDCONアンバサダー業務委託契約を締結
【アンバサダー委託業務内容】
(1)DCON の啓蒙活動に関する助言・アドバイス
(2)DCON スタートアップ基金の運営に関するアドバイス
(3)DCON スタートアップ基金の啓蒙活動
(4)上記に関連し、甲乙にて合意した活動
2022年2月18日:DSF支援企業への起業資金(寄附金)の提供
同年3月にwavelogy株式会社設立
DSF支援企業として、業務支援を実施し、時機を見計らって出資予定。
2022年8月24日:4社目となる出資実行
DCON2022大会第3位チーム代表が起業いたしました
2023年2月:DSF支援企業への起業資金(寄付金)の提供
DCON2022 本選出場チームが、同1月29日に起業しました
2023年5月:DSF支援企業への起業資金(寄付金)の提供
DCON2022 優勝チームが、同2月24日に起業しました
支援ポリシー
1. 資金提供元
一般社団法人日本ディープラーニング協会 ・年次 1000 万円とし 10 年間実施
2. 支援判断
DCON Start Up 応援1億円基金委員会(JDLA 内に設置)にて判断
3. 対象
DCON 1 次審査通過メンバーの高専生(原則高専卒業後 1 年以内)の起業 ・日本での起業を前提とする
4. 資金提供額
200 万円(原則100 万円の寄付、100 万円の出資のセット)
5. 支援内容
・会社設立前・創業時のバックオフィス支援
DSFより委託を受けた「One Office」による創業支援
会社設立後のバックオフィス業務も同社へ格安で委託できる
・会社設立後の事業メンタリング(月1-2回程度)
DSFより委託を受けた「松尾起業塾」による経営支援
・JDLAネットワークを利用できる
JDLA理事や顧問、DCONメンター・審査員など著名なビジネスパーソンやJDLA会員企業、連携団体、メディアなどの人脈
・JDLA関連のイベントへの参加、出展
・JDLA関連のコワーキングスペースの利用
・本店登記場所として「HONGO EGG」を無償で利用できる
(提供元:正会員・IGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンス)
・AWSのスタートアップ支援プランをDSF経由で利用できる(申請・審査が容易)
6. 株式保有方針
IPO 時 50%を売却、50%は長期保有
7. 収益使途
株式売却による収益は、高専の発展及び DCON 運営に使用
申込方法
下記より必要資料をダウンロード・該当項目へ記入の上、記載のメールアドレス宛に資料をお送りください。
DCON Start Up 応援1億円基金 エントリーシート
<エントリーシート送付先> DSF委員会:dsf@dcon.ai
*「DCON Start Up 応援1億円基金」についての詳細は下記PDF資料をご覧ください。
DCON Start Up 応援1億円基金について
*本基金にエントリーする際は、以下の参考コンテンツリストにある「起業のすすめ」「会社の作り方」動画を必ず視聴してください。
その他、起業とは何か、会社の作り方や投資について学びたいときの参考コンテンツをまとめています。起業に興味のある方はぜひご覧ください。