・没後30 年を迎え、歌謡界のトップを走り続けたエンターテイナーである美空ひばりさんの新曲ライブを現代のAI(人工知能)技術を用いて実現するという取り組み。
・4K・3D の等身大のホログラム映像でステージ上に本人を出現させ、秋元康さんがプロデュースした新曲を、美空ひばりさんの歌声で再現するというプロジェクト。
・AI 技術を用いたヤマハの歌声合成技術『VOCALOID:AI』を用いて、美空ひばりさん本人の歌声や歌い方、話し声の特徴を忠実に反映したボーカルパートとセリフパートの双方を作成。
・ボーカルパートとセリフパート双方の作成に必要となる学習データには、美空ひばりさん本人の生前の歌や話し声を収録した音源を使用。
・歌声音源の背景には伴奏音が含まれていたが「伴奏音除去技術」を用いて歌声部分のみを抽出することで質の高い学習データを生成し、高品質な合成を実現。
・今回使用したいずれの技術にも、昨今急速に進化を遂げているディープラーニングが使用されており、これらの最新技術によって、昭和歌謡界を代表する歌手をよみがえらせるという挑戦的な取り組みとなっている。
出典:「G検定公式テキスト第2版」(翔泳社・2021年)より