基礎から実践まで学べるのがE資格!幅広いAI知識が得られる。

中部大学は、学校法人として2018年からE資格の認定プログラムを実施しており、毎年多くの学生がE資格の認定試験を受験しています。前回に引き続き、中部大学大学院での在籍中にE資格を取得し、某自動車部品メーカー勤務の森優樹さんに、合格までの道のりやその後についてお話をうかがいました。

E資格合格者プロフィール
 森優樹さん
 某自動車部品メーカーR&D部門

(目次)
深層学習の将来性や可能性を感じて大学院進学!就職にも有利なE資格の取得へ。
基礎から学びなおせるので知識が定着。試験対策も問題集や輪講で効率的に実施!
資格取得後も学びを継続し新規開発事業での提案力を高める
最後にメッセージをお願いいたします!

深層学習の将来性や可能性を感じて大学院進学!就職にも有利なE資格の取得へ。

当時(2018年ごろ)は、中部大学でも深層学習(DL)の講義が開講されたばかりでもあったかと思いますが、DLにご関心をもたれたきっかけは何でしょうか。

大学の学部生のころより、自発的にゲーム開発をしたり、システムのプログラミングをしたりしていましたので、エンジニアとして就職を考えていました。実は、大学3年生の段階でいくつか内定も出ていたのですが、山下先生の物体認識モデルに関するゼミが開講されて深層学習(DL)を目の当たりにして将来の可能性を感じました。進学してDLの知識をさらに深めたいと思ったのが、きっかけだったと思います。

確かに、新しい分野だったので一から学ばなければならない部分もありましたが、根本的なところで学部時代に学んでいたエンジニアリングと通ずる点もあったので、研究を円滑に進めることができたと思います。基礎を固めるまでは多少時間を要しましたが、超えられないハードルではありませんでした。

DLをご研究されていく過程で、E資格を受験されようと思ったのにはどのような理由があったのでしょうか。

当時は、DLの知識があることを「形」にする資格はありませんでした。そもそも、AIやDL自体が新しい分野であったので、産業界でも熱心なところもあれば、まだ議論もされていないところもあり、差があるような状況でした。私がインターンとして関わった企業では、AIについて盛んな議論がされていたので、DLの資格を取得して就職活動にて知識の証明をしたいと思ったのが、受験の大きな理由のひとつです。

また、E資格試験は、知識だけでなく、実践的な部分も問われます。学生にとっては実務に活用できる知識や技術を理解していることを示すことができるので、就職活動で有利になるとも考えました。

なお、当時からITやプログラミングに関する資格は他にもありましたが、「実践」まで踏み込んでいる資格はE資格だけでした。知識と実践の両方を証明できる資格だったので、受験したいと思いました。

E資格を認識されたのは学内でのご紹介のほかにどのような機会がありましたか。

E資格自体は、山下先生の講義を通じて取得できると知らされていたので、認識していました。加えて、DLの専門家のSNS上でもE資格に関する発信や合格体験記や、ほかにもDLの専門家のSNSをフォローして最新の論文など情報収集する中で、E資格に関する発信が複数あり、信頼できると感じられました。

基礎から学びなおせるので知識が定着。試験対策も問題集や輪講で効率的に実施!

– 認定プログラムの講座の難易度はいかがでしたでしょうか。試験に向けて難しいと感じることはありましたか。

認定プログラムの構成は、基礎的なところから幅広い範囲を網羅した内容になっていました。自己学習を含めて以前に学習した内容を再認識する機会となったり、専門外の分野の新しい知識を得たりと、順を追って学べるところが良かったと思います。たとえば、講座においては、物体認識などの分野を研究するにはこのモデルがよいなど詳細に提示されるのでわかりやすく理解を深めることができるようになっていました。

実際にE資格試験を受けた感想はいかがでしょうか。具体的な試験対策も教えてください。

講座がとてもわかりやすかったです。また、輪講を通じて学生同士で補完していたので、いくつか難しい問題はありましたが、試験では落ち着いて臨むことができました。輪講は、ゼミの仲間同士でシラバスを分担して、専門分野以外のところを講義したり問題集を一緒に解いたりと半年かけて準備しました。輪講以外では、E資格の認定プログラムを提供している事業者が発行している問題集を何度も解きました。

試験対策も重要ですが、日頃から最新の論文に触れることも試験対策の一環になるかと思います。認定プログラムの講座の中では、時事的な内容も含まれているので、理解促進のためにも情報収集にアンテナを張っておくことは大事でしょう。

資格取得後も学びを継続し新規開発事業での提案力を高める

– E資格を取得されてご自身の実務ではどのような効果を感じていますか。

就職活動の面接時に、E資格の話題をした際に好印象を持っていただけたと思います。中には、「AI部門を設置するにあたり、知識がある人がいるとよい」というコメントをされたところもあり、E資格がアドバンテージになると感じました。

実際、就職後に社内ではE資格取得に関する認知度が高まっており、取得を目指している人もいると見聞きしています。

E資格の取得をするためには、認定プログラムを通じて基礎から学びなおすことができるので、幅広い知識を更新できます。万一、試験自体には合格しなくても、広くDLの周辺知識を得るため、新規事業開発などの際には、専門分野でなくても「提案」ができるようになると思います。体系的に、DLを網羅している教材そのものが多くなく、認定プログラムのシラバスが唯一なのではないでしょうか。

– E資格試験受験後、継続されて学習を継続されているようですが、どのような取り組みをされていますか。

合格後も、個人的に休日など、空いた時間にDLのコンペに参加するなど最新のDLに触れるようにしています。また、データを扱うのが好きなので、データ分析などでAIを活用するプロジェクトを動かしたりなどと、自己研鑽を継続中です。

また、業務でもDLの活用について社内での議論に参加もし、E資格で得た基礎知識を活用しつつ、新しい取り組みを進めています。

なお、テクニカルな話ではありますが、DLの最新の論文を調べたい時に、E資格で学んだ基礎的な論文の引用で検索するとたどり着けることがあります。最新情報を探す際にも、学んだ基礎的な知識が役に立っています。

最後にメッセージをお願いいたします!

E資格は、基礎から実践までを学んで何かに活かすことができる良い資格だと感じているので、受験をおすすめしたいと思います。今は、WEB上で完結するプログラムが出てきているので、更に受けやすいものになっていると思います。オンデマンドで自分の空いた時間を利用して受験できるので、ぜひトライしていただきたいです!

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