G検定・E資格リスキリング体験談(アンケート結果)vol.3

「G検定」や「E資格」によるリスキリングをきっかけに、組織内で新たな立ち位置を獲得した、またキャリアチェンジ・キャリアアップの機会を得たという、「リスキリングによってキャリアアップの可能性をつかんだ事例」をご紹介いたします。

業務内容に対する不安をきっかけにG検定・E資格を取得し、AI関連の希望部署へ。

[Point]
・画像処理やAIエンジニアとして活躍するためにG検定・E資格を取得。
・インプットだけではなく、フォーラム等に登壇することでアウトプットもおこなう。
・AI関連の社内公募に合格し、希望部署へ異動。

[Profile]
・名前:マグロ経済さん
・年齢:30~34歳
・試験合格回:G2019 #3 E2022 #1
・仕事内容:ソフトウェア開発

リスキリングのきっかけ

きっかけは、会社がG検定とE資格の取得を推奨していたことです。当時の私は、業務内容に不満を持っていました。画像処理やAIがやりたくてエンジニアとして入社したはずなのに、業務内容は事務処理や付帯業務ばかりでした。そんな現状を変えたい思いから、リスキリングを始めました。

リスキリングの取組内容

G検定とE資格の取得に取り組みました。特にE資格の勉強では、インプットとアウトプットの両方を心がけました。教材で勉強したり、著名な論文を読んだりし(インプット)、実際にAIを作成してオンラインフォーラムで発表したりして理解を深めました(アウトプット)。JDLAさんのYouTubeにもお世話になりました。

リスキリングの効果

✓異動や転職などキャリアを変えるきっかけになった。
AI関連の社内公募に合格し、希望部署へ異動することができました。現在はAI関連の仕事をしています。周囲からは、AIの有識者として扱われることが増えました。一方で、自身のスキルも経験もまだまだ未熟だと思うので、これからも学び続けないといけないなと思います。

今後の挑戦について

リスキリングとしての資格取得が功を奏したわけですが、資格というものは、取得して終わりではなく、活用して初めて意味があると思います。なので、どんどん進化するAI分野を継続的に学んで、知識を活用していきたいです。

また、最近、生成AIを業務で使い始めたので、総合的に生成AIを学びたいと思い、Generative AI Test 2023 #2を受験し、合格しました。その中で、技術的な部分だけでなく、法的、倫理的な部分もケアできるようなエンジニアになっていきたいと思いました。

ウエディング業界をAIでより魅力あふれる業界へ。

[Point]
・SaaSやライブラリの活用だけではなく、本質理解のためにE資格を受験。
・AIについての取り組みを社内発信
・目標に向けて、大規模言語モデルを使ったソリューションサービスの開発を推進

[Profile]
[プロフィール]
・名前:I.Sさん
・年齢:35~39歳
・試験合格回:G2020 #1、E2021 #1
・仕事内容:
結婚準備クチコミ情報サイト、複数のウエディング専門メディアを運営するほか、インターネット広告代理事業、DX支援事業、教育事業などウエディング×デジタル技術活用の領域で様々な事業を展開している企業のDX本部とデジタルマーケティング本部に所属しており、主にその部門の中長期的な技術開発戦略とサービス開発を担っております。具体的には、どういった技術領域を推進するべきかについて、市場調査やR&Dで検証を行い、社内の合意形成や予算確保をしています。

リスキリングのきっかけ

AIの力で、ウエディング業界をもっと魅力あふれるところに変えたいと考えています。
日本のウエディング業界は、年々結婚組数が減少していることもあり斜陽産業となってきました。ただ一方で「結婚式の文化」を守り育てていきたいという情熱をもった人達が多い業界だとも感じております。

元々私はWEBエンジニアを生業にしていたのですが、たまたま社内で機械学習やディープラーニングに関わる機会があり、それが創る未来を想像した時に非常にワクワクした体験があります。そしてその時に芽生えた想いが、この体験をウエディングに波及させ、この業界をもっと魅力あふれるものに変えていきたいというものでした。
この想いを実現するにあたって、出来合いのSaaSやライブラリを扱うだけでは不十分であり、そこからの発展系が必要になってくることは想像できました。そのためにもAI領域における本質的な理解の習得が必要不可欠だと考えました。

リスキリングの取組内容

2020#1にG検定、2021#1にE資格の取得をしています。
◾️G検定:
書籍・教材は
・ディープラーニングG検定公式テキスト
・徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集
を活用し、学習期間としては、2ヶ月ほど費やしました。
日々の時間確保としては、通勤時間と土・日の数時間を使いました。

◾️E資格:
JDLA認定プログラムは、AIジョブカレを選定し、週に1回の講義を受けていました。
書籍・教材は
・AIジョブカレ配布された資料および動画
・ディープラーニングE資格エンジニア問題集
・あたらしい機械学習の教科書
・機械学習のエッセンス
・Kaggleで勝つデータ分析の技術
・統計学基礎 日本統計学会 編
・心理統計学の基礎
を活用しました。

学習期間としては、途中コロナ化により試験が実施されなかったこともありましたが、12ヶ月ほど費やしました。
日々の時間確保としては、通勤時間と土・日の数時間を使いました。ただ、最後の追い込み1ヶ月の期間は、平日は1日4時間ほど、休日は1日8時間ほど学習時間に使いました。
具体的な学習方法としては、確率問題や特異値・固有値分解などの数理理解は、ひたすら手で解くという訓練を繰り返しました。一方機械学習やディープラーニングの部分については、サンプルプログラムの取得は書籍や資料・ネットから拝借できるので、最初は書写しながら理解を深め、後半は簡単なテーマを自身で設定しそれを解くような訓練もしておりました。また理解を深めるために、訓練のあとはそこで得た概念や気づきをノートに整理をすることも都度しておりました。

◾️その他:
統計やPythonプログラムの知識を深めるために「統計検定」「Pyhthon3エンジニア認定データ分析」の資格も同時進行で取得しました。また空いた時間で「Kaggle」で基礎的なコンペに参加しSubmission(提出)をするなどもトライしました。

リスキリングの効果

✓キャリアアップにつながった
✓起業や新しい事業企画の実現などに繋がった

AI領域において自信を持って社内や業界牽引ができているところが良かったと思います。
ウエディング業界の中ではかなり早いタイミングでリスキリング(資格の取得)を進めた自負はありましたので、この領域において業界に先駆けて事業を進められていると感じております。
足元の技術検証においては、新しいモジュールやライブラリを活用することも度々あるのですが、裏側でそれがどのように動いているのかの理解や、ハイパーパラメーターチューニングの勘所など、機械学習やディープラーニングの基礎知識があるので腹落ちも早い気がします。
また、リスキリングによって可能なアクションが増えたので、AIについての取り組みを社内発信できるようにもなり、結果的にこの領域の相談窓口を担うことができたとも考えています。

今後の挑戦について

大規模言語モデルを使ったソリューションサービスの開発を推進しています。
満足度の高い結婚式の実現において、結婚式準備期間中のカップルとプランナーとのコミュニケーションは非常に重要であり、その為のプランナー育成は大きなテーマであります。ただ一方で、人手が不足しているという業界の悩みもあり、育成時間を十分に確保できないという課題があります。今、非常に熱を帯びている大規模言語モデルを上手に活用することで、効率的なプランナー育成に繋げることができるのではないかと期待しております。
現在こちらのプロジェクトは、年内のリリースを目指してチームで一枚岩となり鋭意開発中です。

G検定
合格者インタビューは
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E資格
合格者インタビューは
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