「AIは誰が管理・評価するのか?」AIガバナンス・エコシステムに関する研究会レポートを公開

JDLA研究会「AIガバナンスとその評価」(座長:江間有沙理事)では、AIサービスのガバナンスを考える際、個々の組織内にとどまるのではなく、外部環境や評価機関とのつながりを踏まえた検討が必要という問題意識から、「AIガバナンス・エコシステム」を提言し、その概念の具体化へ向けた検討を行っています。

2020年夏より活動を開始した本研究会は、2年目(第Ⅱ期)の検討をまとめた報告書『AIガバナンス・エコシステム―AIは誰が管理・評価するのか―』を公開しました。

報告書では、「AIガバナンス・エコシステム」を構成する関連機関やアクターについて、1年目の検討をさらに精査し、「AIガバナンス・エコシステム(第Ⅱ期バージョン)」を紹介しています。

また、具体的なケースをあてはめた検討として、HR(Human Resources)領域のAIサービスを取り上げ、重要と考えられる機能や役割、アクター間の連携等について整理しています。

AIガバナンス・エコシステム(研究会第Ⅱ期バージョン)

ダウンロード

-『AIガバナンス・エコシステム―AIは誰が管理・評価するのか―』(PDF形式)(PDF:805KB)
-『AI Governance Ecosystem – Who Manages and Evaluates AI』[英語版](PDF形式)(PDF:646KB)

AIガバナンス・エコシステムデータベース

AIガバナンス・エコシステムの各要素に対応した参考資料のリンク集です
最新のデータベースへのリンク

『AIガバナンスとその評価』研究会について

座長:江間有沙(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授)
検討課題:多様なアクターによる管理・評価の体制の在り方を「ガバナンス」と定義し、どのようなガバナンスの形がありうるのか調査し、信頼されるAIの構築の一助とする。
研究会『AIガバナンスとその評価』の活動について

JDLA研究会活動について

「研究会」は、JDLA設立目的および5つの活動方針(活用促進・社会提言・人材育成・国際連携・理解促進)に関するテーマについて議論を深め、提言や実践的な活動を行っていく場として設置されました。
各研究会は、タイムリーで具体性のある政策提言や、最先端のディープラーニング(DL)ビジネス課題の本質に迫るための議論を行い、それぞれの課題に応じたゴールを明確に設定し、その達成に向けて活動しています。
JDLA理事会、正・賛助会員企業、有識者会員にとって開かれた議論の場であり、DLビジネスに関わる幅広いステークホルダーの多様な知見を共有しながら議論を深め、価値あるアウトプットを協会内外に向けて発信します。
JDLA研究会について

本件に関するお問い合わせ

JDLA事務局研究会担当:sg@jdla.org

更新履歴

2022年7月28日『AIガバナンス・エコシステム ―AIは誰が管理・評価するのか―』公開